シームレスアベイラビリティとは航空会社とGDSでリアルタイムでの空席照会を可能にしているリアルタイムのリンクでの空席照会を指します。
GDSから旅行会社の方が空席照会の入力をする度に、CXのホストに出発地・目的地情報、販売地情報(POS)、“ジャーニーデタ”を送ります。
シームレスアベイラビリティはほとんどのGDS(Abacus, Sabre, Infini, Amadeus, Galileo, Apollo, Travelsky and Worldspan)で導入されています。
ジャーニーデータはPNRの中に存在するすべてのセグメント情報、あるいはすぐ前のトランスアクションで販売されたセグメント情報です。
例えば、PNRがすぐ前のアクションでTPEHKGBJSと構成されているのであれば、旅行会社の方が次にBJSHKGTPEとリクエストをすると、
GDSはすぐ前のトランスアクションのTPEHKGBJSの旅程をジャーニーデータとして航空会社に発信をします。
空席照会以外にもこのジャーニーデータは販売のプロセスとしても考えられています。ほとんどのGDS(Abacus, Sabre, Infini, Amadeus, Galileo, Apollo, Travelsky and Worldspan)で導入されています。
GDSでは航空会社を指定して空席照会をするエントリーがあります。GDSではCX便を指定して、フライト、乗り継ぎ便の空席照会ができます。
GDSを通して航空会社の直接の空席照会をすることを言います。つまりキャセイ航空の予約システムと同じ空席照会ができるということです。
しかしながら、ダイレクトアクセスの空席照会にはジャーニーデータが含まれていない為、シームレスアベイラビリティとアンマッチが起こる場合が
あります。例えば下の例をご覧ください。
現在ある記録がLONHKGHK1でその後HKGTPEの空席照会をした場合です。OD(出発地、到着地)情報が次のように加味されます。
シームレス | LONHKG HK1 <--- Journey Data HKGTPE (availability request) |
OD: LONTPE |
シームレスからのSELL | LONHKG HK1 <--- Journey Data HKGTPE NN1 (segment sell) |
OD: LONTPE |
ダイレクトアクセス | HKGTPE (availability request) | OD: HKGTPE |